プロフィール

こんにちは

 メンタル心理カウンセラー、ポジティブ心理学実践インストラクターのかつと申します。
 このたびは私のブログをお読みいただきありがとうございます。たくさんの方々とここで出会えたことに心より感謝いたします。 
 現在私は、これまでの仕事や自らの人生の様々な経験の中で学び実践してきたことなどから、より自分らしく生きたい、より良い人生を送りたい、思いや願いを実現したい、幸福な未来を実現したいという思いを抱いている方々に向けて、それぞれの悩みの解決や、思いや願いの実現に向けてた行動のお手伝いをさせていただいています。
 このブログでは「よりよい人生のために」「幸福の実現のために」をメインのテーマにしながら、障害児教育や支援に関すること、ユニバーサルデザインに関することなどについても深められたらと考えています。いずれの内容もWell-beingnniにつながることとして情報を発信することで、皆様の思考や行動のお役にたてば嬉しく思います。
 また「講座」も公開していますので、そのご紹介もさせていただければと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

  私は長らく公立学校の教員として働いていました。教員生活は中学校社会科教員から始まり、その後特別支援学校に移り、重度重複障害児を担当してきました。
 校内での子どもたちの学習支援や生活支援の他に、障害が重度であることや重い疾病のために通学困難である子どもたちの家庭に出向いたり、病院や施設に訪問したりするなど、学校を離れての学習支援も担当してきました。
 教育活動の中では多くの保護者や医療・療育の専門職の方々とも関わらせていただきながら、子どもたちの健康や、学習内容・方法について考え、学習機器の作製、活用などを行ってきました。しばしば保護者の方からの教育相談や発達相談なども受けてきました。
 また校内の先生方や地域の学校の先生方に向けて、障害の理解や障害児の教育内容・方法の提案、学習機器の活用などについての研修や支援もなども行ってきました。
 多忙で大変な日々を過ごしながらも、教員時代には多くの人たちと関わりの中で、たくさんの学びがありました。
 その後、より広い視野で障害児とその保護者に関りたいと考え、教員を早期退職し、重度障害児の発達支援や保護者支援を行なってきました。そこでは教員時代には経験できなかった様々な経験をすることができ、新たな学びもありました。
 これまでの様々な経験や学び、実践を基に、様々な情報を発信しています。また多くの方々が「自分らしく生きる」「より良く生きる」「思いや願いの実現」「幸福の実現」などに向けたお手伝いとして「講座」を公開しています。

 これまでに私は、以下の資格を取得しました。

 ・教員免許
 ・メンタル心理カウンセラー
 ・ポジティブ心理学実践インストラクター
 ・自己肯定感アップトレーナー
 ・マインドフルネススペシャリスト
 
 教員免許以外は、近年様々な困難の中での気づきや学びを経て取得するに至ったものです。

 そんな私をより知っていただくために、またこのブログを始めたことや「講座」を公開した理由などを知っていただくために、現在に至るまでの私の人生の歩みを書かせていただきます。

教員時代の自分は

 前述のとおり。私は長らく教員として働いていました。公立中学校で社会科を担当し、その後特別支援学校で肢体不自由教育に携わってきました。世の中のどの仕事にもそれぞれの大変さがあり、一概に比較できるものではありませんが、教員もそれなりに大変な仕事だったと思います。
 教員という仕事は、物を作ったり、売ったり、運んだり、資産を増やしたりする仕事ではないので、日々の成果が分かりづらく、達成感を感じにくいものでもあります。真面目に取り組めば取り組むほど、「これでいいのだろうか」との自らへの問いばかり増えていき、時には成果が見えないことで空しさすら感じることがありました。
 そして教員は世の中の方々が想像している以上に激務です。振り返ると、様々な困難やストレスにより心身を削り取られてしまうような日々を過ごしていました。

 中学校教員時代は、朝7時過ぎからの部活動指導から始まり、夕方6時過ぎまで部活指導を行い、その間に4~5コマの授業を行い、学級経営を行い、また生徒会や委員会活動の指導がありました。さらに予測がつかない生活指導や教育相談も日常茶飯事でした。職員会議や公式な会議以外の打ち合わせは部活動終了後に行うことが普通だったため、次の日の授業の準備や教材研究、学級事務などを済ませると、いつも夜9時、10時になっていました。また土日祝祭日も、たいていは部活動指導や大会の引率などがありました。
 特別支援学校に移動してからは、中学校勤務の時よりかは時間的な余裕はありましたが、重度障害の子どもたちとの関わりの中で、命や健康の保持に対する緊張感は計り知れず、また個々の様々なニーズへの対応のため、障害の理解や専門性を深めるための勉強や研究に多くの時間を費やしていました。
 教員の仕事は想像以上に大変でしたが、やりたくて始めた仕事でしたので、毎日の長時間労働や激務の中でもやりがいを感じながら、自分なりに精一杯に仕事をしてきました、

負のスパイラルの中で…

 多くの教員は、激務の中で困難やストレスを感じながらも、それなりに仕事をこなし、やり過ごすることができていると思うのですが、私の場合はなかなかうまくできませんでした。
 表面的には何事もないように振る舞いながらも、困難やストレスへの向かい方が下手だったことや、とりわけ自分自身の「マインドセット」(幼少期からの無意識による積み重ね)のために、心の中でのいつも激しくプレッシャーを感じながら、心身をすり減らしていったのだと思います。また、元来のネガティブ志向であることも影響して、困難な状況の中ではネガティブな感情が高まり、気持ちにゆとりがなくなることが多くありました。気づいたらいつも窮屈で無理をしているようで、あたかも自ら苦しい方向に進み、自分で自分を追い込んでいるようでもありました。おそらく教員という仕事をしていなくても、自らの特性は様々な影響を及ぼしていたのだと思います。

 次第に苦しさ辛さは心の痛みに変わり、目の前のことにに向かうのが辛くなりました。何事にも自信を無くしていき、いつしか困難なことを避けるようになりました。そして追い込まれゆとりがなくなった時の自分の姿が情けなく感じながらも、これが本当の自分なのかもしれないと自己嫌悪に陥っていきました。
 それでもなお変なプライド意識からか、周囲にはダメな自分を隠すように何事もないように振る舞い、情けない自分をごまかすように他者に対して強がり、頑なになっていきました。きっとそんな自分を周囲はよくわっていたことでしょう。そして他者とのやりとりが辛く感じるようになっていき、家庭生活においても、仕事においても、他者との関わりにおいては何をやっても思うようにいないと思い込み、毎日が負のスバイラルにあるように感じていました。

 これではまずい、自分を変えなければ、そんな思いから数多くのセミナーを受講し、自己啓発本にかじりついていました。周囲の人たちやが良いというものやSNSなどで話題になるようなものにはすぐに飛びついていました。
 しかし、良かれと思って取り組んでみたものの、確かな学びとして、生きる力としては全く役に立てることができませんでした。初めはいつもそれなりに気持ちは高まるのですが、その後の行動が続かず、たいていは中途半端で終わってしまうことが多かったです。それでも今度こそはと、何度も何度も試みましたが、結果は、ほぼほぼ同じでした。

 何もものにすることができず、役立てられず、自分を変えることができないことで、さらに自己嫌悪が強くなっていきました。「自分はダメな人間である」と自虐的にレッテルを貼るようになり、投げやりになりになっていきました。発する言葉は、「でも…、どうせ…、無理…」とネガティブな言葉ばかりでした。たまに褒められてもその受け応えは「そんなことはない」と言い、素直に「ありがとう」が言えませんでした。
 私生活では結婚するも、ネガティブな言動や頑なな態度により夫婦関係、家族関係はうまくいかなくなり、ついに離婚することになりました。
 それ以降は感情的になることが多くなり、職場の同僚に対してもしばしば強い口調で当たってしましました。周囲との関係もいよいよぎこちなくなり、仲間を頼ることができなくなりました。好きで始め、やりがいの持って臨んでいた教員という仕事も、つまらなく感じるようになりました。
 気づいたらそれまでの自分の人生もネガティブなことばかりを振り返っていました。「これまでの人生うまくいかなかったことばかり、何事も中途半端で終わってしまった」と、達成できなかったこと、失敗したこと、うまくうかなかったことばかりにフォーカスしていました。

健康の悪化と離職

 メンタルの落ち込みは不健康な生活を助長し、健康診断の結果は年々悪化していきました。通院が増え、入院や手術を繰り返すようになりました。
 そしてある時、心臓疾患が見つかり大きな手術をすることになりました。幸い手術は成功したものの、手術のダメージはその後の心身に影響を及ぼし、退院後しばらくして離職を余儀なくされました。「自分はダメ人間である」と自虐的にレッテル貼りをしていたことがリアルに強烈にのしかかってきました。
 この先どうなるのか、このままで終わってしまうのか。見通しのない先行きに不安を感じながら、しばらくは、ただただ悶々とした時間だけが過ぎていきました。

ポジティブ心理学との出会い

?? そんなある時、ふとしたきっかけから「ポジティブ心理学」に出会いました。たまたま書店で手にとった本との出会いでした。
 ポジティブ心理学?、人生をより良く生きる研究??、良い人生を送っている人がより良く生きるための研究???、そんなもの自分には無関係であると思いながらも、手にした本を何となく読み進めていました。
 そのうちにポジティブ心理学が伝える、思考の捉え方、ポジティブ感情、自らの強みなど、これまで意識することのなかったことがらに目が留まるようになりました。そしてそれら全てが新鮮に感じ、興味を惹かれていくのには時間がかかりませんでした。
 とりわけ印象的であったのは「自分軸で生きる大切さ」ということでした。良いも悪いも自分自身を認め、どんな自分でも受け入れること、失敗を認め受け入れること、何事にも自責思考でいること、ポジティブ感情を大切すること、そして自分自身の幸せを願うこと、そう願っていいこと。
 それまでの自分は、自分のことを考えながらも、他者の目を気にしながら「他人軸」で生きていたのかもしれない、ありのままの自分を認めてこなかったかもしれない。常に失敗を恐れ、困難から逃げ、他責思考で、ネガティブ感情で、他者との関わりにおいては自己犠牲が美徳であるとに自己満足していたのだと、「ポジティブ心理学」の伝えることとは真逆であることに気づきました。
 かつて、ダメな自分を変えたいと何度も「行動」してみたけれど、その時は、自分に向き合うことなどせずに、あるがままの自分を認め受け入れることもせずに、失敗や困難から目をそらし、誰かの、何かの力に何とかしてもらおうと待っているだけだったのだ、ということに気がづきました。これまでの人生において、思考、行動の多くは「他人軸」であり、他責思考、ネガティブ志向であったことにも気づきました。そしてそういった思考や行動の土台に、自らの「マインドセット」が強く影響していることに気づきました。

「自分軸」の中で「他者の幸せ」を願う

 ポジティブ心理学に出会ってからは、「自分軸」で生よう、良いも悪いも自分を受け入れよう、どんな自分も認めよう、失敗を受け入れよう、そんな気持ちになりはじめました。
 そして、「自分を変えたい」「行動したい」ではなく「自分を変える」「行動する」と決意し、「マインドセット」にも向き合おうと考えるようになりました。
 変わるためには何よりも「行動」が大切であると考え、「行動のためまず行動したこと」は、「行動について学ぶ」ことでした。素人の学びではありましたが、行動の理論、行動心理学、認知行動療法理論、脳の特性、無意識の力、実践者の実践記録、成功者の成功哲学、ポジティブ心理学理論、マインドフルネス、などなど多くの分野について学びました。
 これまでの「学び方」は「生きる力」に繋がらない「学び方」でしたが、これまでの自分を振り返り、良いも悪いも受け入れ、自ら実践を伴い、実感しながら学びを進めてきました。
 
 「行動についての学び」を深めるために、セミナーや講座に主体的に参加しました。そのプロセスにおいて、メンタル心理カウンセラー、ポジティブ心理学実践インストラクター、自己肯定感アップトレーナー、マインドフルネススペシャリストなどの資格も取得することができました。
 「自分を変える」と決意して始めた学びでしたが、「自分軸」であることは、「他者を受け入れ」「他者を認めること」に繋がることに気づき、「他者意識」も高まっていくことを感じました。そして「他者の幸せを願うこと」は「自分の幸せ」と重なることであり、「自分の幸福度」も高まることことを強く感じられるようになりました。
 教員になったばかりの頃、大変な時間を過ごしながらも、自ら仕事にやりがいを感じながら、純粋に子どもたちの成長や変化を願っていました。年を経て特別支援学校に移った時、子どもたちそれぞれの「自立」を願い、また家族の幸せを心から願っていました。そんな初期の思いに立ち返ることができ、そしてそれ以上に「他者の幸福」を願う気持ちが高まりました。

人生はいつも学びのとき…

 そして、私自身にとっては苦しく辛い時間を過ごし、新たな気持ちでこのブログは、そんな経験や学びの中からから、「幸福」について、自分が思うこと、考えていることなどを、自分自身の言葉で発信したいと思い始めました。
 少しでも多くの方に、必要な方に役立つことできたら嬉しく思い、私自身「幸せ」を感じることができます。

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